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マーベルの礎を作った偉人、スタン・リーを探せ!

マーベル作品大好きマンが、マーベル映画の良さを、段階を踏んで説明しよう その①

マーベル作品大好きマンが、マーベル映画の良さを、段階を踏んで説明しよう その②

↑とりあえず、前回のあらすじはこちら

このnoteを書いている時、ちょうどMCUのフェイズ4のスケジュールの発表があり、もうめちゃめちゃにフェイズ4に語りたくなったりもしたのですが、前もって書いていたこちらの記事を公開します。

ネタバレしない!っていうのと、時系列通りを大事なバリューにしようと思ってるし、大人しく一歩一歩書いていきます。2020年の5月がフェイズ4の始まりらしいので、そのあたりまでには追いつくぞ、、、!


今回のテーマは伝説中の伝説のヒーロー、スタン・リーです。ヒーローとか呼んでいますが、架空のキャラクターではなく、実在の人物です。


このスタン・リーという人物は、アメリカン・コミックスを語る上では避けては通れない偉人中の偉人で、特にマーベルコミックスに関して言うなら「スタン・リーがいなければ今のマーベルはなかった」と言い切れるほど、マーベルと切っても切れない人物なのです。きっとスタン・リーのことを知ればマーベル作品やアメコミに今以上に興味が出ると思います!


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スタン・リーとは

本名はスタンリー・マーティン・リーバー。ペンネームのスタン・リーは本名をもじった名前ですね。通称スマイリー・スタンとも呼ばれ、常にニコニコと笑顔を絶やさず、ユーモアの溢れる人物として知られています。めちゃめちゃ有名な人物で、例えば自分が海外の画像素材検索サイトでcomic writerなんて入力して検索したとき、スタン・リーの顔写真が並んだこともあります。もはやマーベルの会社の顔として存在していて、アップルにジョブスのイメージが湧くように、マーベルといえばスタン・リーのイメージになるくらいの人だと思っていただいて大体間違いないです。

このスタン・リーは具体的に何をした人かと言うと、漫画原作者で、数多くのマーベルの人気キャラクターを生み出した人です。スパイダーマンも、Xメンも、ファンタスティックフォーも、アイアンマンも、ブラックパンサーも、ハルクも、ベイマックスも、みんなこのスタンリーが誕生に関わったキャラクター達。キャプテン・アメリカはスタン・リーが生み出したキャラクターではないけれど、氷山の中から発掘されて現代に蘇るというアイディアはスタン・リーの手によるものです。


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アメコミの作り方と、マーベルメソッド

、、、とここまで説明して、「有名なキャラクターをたくさん生み出したってことは、 手塚治虫的な人ってことなのかなぁ」と思った方もいるかもしれませんが、日本の漫画とアメリカの漫画は事情がかなり違うため、日本の漫画家に当てはめて考えるとスタン・リーの立ち位置は少し考えにくいかもしれません。アメリカのコミックスの出版社は日本の出版社とは仕組みが違い、必ずしもキャラクターを生み出した人が漫画を全て描くとは限らないのです。アメリカのコミックスは基本的に分業制で、シナリオライターと絵を書く漫画家は別の人が行うことが多いです。それどころか、鉛筆で下絵を描く人と、インクを入れる人、色をつける人、文字のレタリングをする人、表紙を描く人、背表紙を書く人まで分業制なのです。シナリオライターも、ライターとプロッターが場合によっては別れてたりします。

その分業制のシステムの中でも不思議な立ち位置にいる人で、シナリオを漫画家に渡すわけではなく、まずプロットだけを漫画家に渡して、漫画家が描いた漫画にスタン・リーがセリフを入れていくプロセスをとっていたそうです。これは月に80本以上なんていう尋常じゃない量の原作を作っていたスタン・リーのために取られた方法らしいですが、実は元々俳優志望のスタン・リーですから、セリフには特別なこだわりがあったというのもこの方法をとった理由の一つかもしれません。このやり方は、今ではマーベルメソッドと言われています。(その後絵をつけていたジャック・カービィと不仲になっていたりして、問題も多い方法ではあったみたいですが。)

さらに、キャラクターの権利も個人ではなく会社が保有するため、スタン・リーが生み出したキャラクターたちも、ほかの漫画家によって描かれることも頻繁に起こります。いうなれば、アメコミは公式の漫画がすでに同人誌のようなつくりをしているのです。このしくみによって、スタン・リー他多数のクリエイターの作り出したアメコミのキャラクターは信じられないほど長生きしてるんですね。

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マイノリティとスタン・リー

1960年代前半、スタン・リーがより現代的な解釈としてヒーローたちに与えた重要な役割の一つが、マイノリティの解放です。彼の生み出したヒーロー達が、結果的に半世紀以上もこの運動を続けているのが、スタン・リーがスーパーヒーローたる所以ですね。

これは、アフリカ系のヒーローをアメリカのメインストリームコミックスで初めて扱ったり、という実績もわかりやすいですが、現実の街で活動するヒーローたちが現代社会の問題ともリンクする中で、物語上でマイノリティの抱える問題を取り扱うことが度々起ることの方が象徴的かもしれません。X-MENなんかも、よくよくみてみると突然変異でで超能力を身につけてしまった”ミュータント”と呼ばれるキャラクター達が、大多数の普通の人々から蔑まれており、人種差別的な描かれ方をしていることがわかります。さらに、X-MENに関わる二人の指導者、プロフェッサーXとマグニートーという二人のキャラクターは、公民権運動の二人の指導者、キング牧師とマルコムXをモデルにしているようにも見えます。

差別や偏見に対しては、1968年にあるコラムでスタンリーはこういう風に述べてます。

偏見と人種差別は、世界を悩ませている最も深刻な社会的病気の1つです。しかし、これらはコスチュームを着た悪役と違って、パンチや光線でやっつけることはできません。肌の黒い人をまとめて嫌ったり、赤毛の人をまとめて嫌ったりみたいに、まだ見たこともない、出会ったこともない人を、盲目的に、狂信的に、無差別に嫌うのは、明らかに非合理的で、気が狂っています。私たちは心を寛容で満たさなければなりません。(超意訳)


このように差別や偏見との戦いはスタン・リーにとって大きなテーマの一つだったと言えると思います。

とはいえ、リアリティや弱者の描き方と同じくらい、ユーモアなどもスタン・リーのキャラクターとストーリーの上で重要な要素だったりするので、あんまり美化しすぎるのも本質的でないような気もしますし、実際に差別や偏見みたいなのは、あくまでリアリティを与えるための副次的な要素ではあるのですが、この哲学を通しながら歴史的なレベルで売れているのが最高にカッコいいと思うのです。

この哲学はMCUの映画作品にも受け継がれています。ハリウッドの大作映画としては珍しくキャストがほぼ黒人ながら、歴代映画の興行収入トップ10に入るほど大ヒットした"ブラックパンサー"が、しっかりとアフリカの文化に敬意を払って制作され、「アフリカの人々の間ですごい人気」というような話をきくと、それぞれのヒーローの存在意義が商業的な意味を大きく超えているようにすら思うのです。

また、ライバルDC社のワンダーウーマンの方が先にヒットしていたとはいえ、昔から「女性を主人公にしたヒーロー映画は売れない」という定説がある中で、国際女性デーである3/8に公開されてメガヒットを記録したキャプテンマーベルもわかりやすい例だと思います。ちなみにこのキャプテンマーベル、現状では屈強なヒーローがたくさん存在するMCUのキャラクターの中でも最強です。最強すぎて比較する気もしなくなるくらい圧倒的で、登場するとめちゃくちゃに痛快です。(これでも原作からするとかなり弱体化してるという、、、、原作を考えると、今後まだ強くなる可能性ありますね)


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マーベル関連映画全部にカメオ出演してるぞ! スタン・リーを探せ!

で、ですよ。いよいよ本題です。

なんでこんなに長々とスタン・リーについて説明したかというと、彼がマーベル関連映画すべてにカメオ出演しているからです。

このささやかな喜びを共有するために、わざわざアイアンマンの紹介の前にこの記事を書いたのです。

こんだけ時間かけて本題それかい! って感じですが、今からMCU作品および全マーベル映画を鑑賞する人は、是非ともどこかに出てくるスタン・リーを探してみてください。一度顔を認識するとすぐわかるようになると思います。

ベイマックスみたいなCG作品や、アニメ作品にも無理やり出てくるし、スタン・リー原作でシャーマンキングの武井先生が描いた漫画「ウルティモ」にも主要キャラクターとして登場するくらい、カメオ出演がお約束になっています。

残念ながら昨年2018年に96歳でこの世を去ってしまい、「アベンジャーズ/エンドゲーム 」が最後のカメオ出演になってしまいましたが、なんとかこの記念すべき作品にも登場してくれました。しかもめちゃめちゃスタン・リーらしい登場だったので、コレから見る人も是非ともエンドゲームまでのスタン・リーの登場シーンを楽しんでもらえたらと思います。




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おまけ

うーん たった4000文字前後でスタン・リーの魅力と偉業を説明できてるとは思っていないので心残りが少しありますが、これ以上書くと時間かかりすぎるのでこれ以上は各々調べてください〜!

スタンリーについては、色々な記事が出ているので、興味が湧いた人はどんどん調べてみると伝説がたくさん出てきて面白いので是非。

また、スタン・リーの人生をより詳しく知るには、こちらの本がオススメです!!


↓次の記事

アイアンマン - DIYとアドリブの快感が詰まった、MCU伝説の始まりの映画-

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Francesco Tristano 「Tokyo Stories」
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株式会社ピースオブケイクでデザイナーしています。 時折フリーランスのグラフィックデザイナーとしても活動して、その場合はCDのアートワーク等を主に作っています。
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